音声合成ソフトのなかには、日本語だけでなく外国語に対応している製品もあります。ここでは、インドの公用語の1つであるカンナダ語の音声合成に対応したソフトをピックアップして紹介しています。
AITalk Internationalは外国語対応のナレーション作成ソフトで、カンナダ語を含む幅広い言語の音声合成に対応しています。カンナダ語と同じインドの公用語であるヒンディー語やタミル語、テルグ語、ベンガル語、ボージュプリー語などにも対応。外国人が多く利用する美術館や博物館、駅、百貨店、家電量販店などの音声ガイダンスに適しています。音声エンジンAITalkシリーズでは深層学習技術を活用した新DNN音声合成方式も取り入れており、より人間的で自然な音声を追求しているのが特徴です。
音読さんは、カンナダ語をはじめとする80言語・方言に対応している音声合成ソフトです。インストール不要で、無料の会員登録をすれば毎月5,000文字まで無料で利用することが可能。音声ファイル(MP3)としてダウンロードでき、商用利用もできます。ただし、無料会員で音声ファイルを商用利用する際はクレジット表記が必須。クレジット表記ができない音声ガイダンスや音声教材などに使用する場合は、有料プランの契約が必要になります。
音声合成ソフトのほかにも、カンナダ語に対応した音声読み上げツール「SpeechGen.io」というサービスもあります。SpeechGen.ioは1,500文字までなら無料で利用できますが、それ以上は有料版の購入が必要です。有料版なら1回の変換につき最大200万文字まで処理することが可能。また、生成した音声の商用利用もできます。
メールやTelegramでの問い合わせを受け付けていますが、海外の会社が提供しているサービスなので日本語での問い合わせに対応してもらえるかは分かりません。
カンナダ語はカナリー語やカナラ語とも呼ばれ、ドラビダ語族に言語です。インドの公用語の1つで、主に南インドのカルナータカ州で使用されています。カルナータカ州はインドのハイテク産業の中心地となるベンガルール(バンガロール)を州都とし、インドでも随一の大きさや豪華さで知られるマイソール宮殿が有名。カンナダ語にはカンナダ文字という独自の文字が使われており、文法と語彙はサンスクリット語の影響を受けています。
音声合成ソフトは館内放送や電話の自動応対、電子機器の案内ガイダンスなどさまざまなシーンで使用されており、外国語対応のものであれば活用の幅がさらに広がるでしょう。生身の人間と比べて合成音声はイントネーションが不自然に感じられることもありますが、より人間的で自然な音声を追求した製品も登場しており、進化しています。
音声合成ソフトのメリット・デメリットや失敗しない選び方などを把握し、ニーズに合った音声合成ソフトを検討しましょう。
音声合成ソフトは入力した文字情報などを基に、電話の自動応対やe-learning教材、カーナビ、ゲームのキャラクターなど、さまざまな場面で「声」の役割を担ってくれるものです。
本サイトでは、数ある音声合成ソフトの中でも他社に負けない強みを持った3社を、その特徴ごとに紹介しています。
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