FutureVoice Crayon
(NTTテクノクロス)

ここでは、音声合成サービス「FutureVoice Crayon」の特徴や導入事例についてまとめています。プロの声優・劇団員によるリアルな声を使って手軽に作成できるので、気になる人はぜひご覧ください。

FutureVoice Crayonとは

NTTが長年蓄積したデータベースを元に高品質な音声合成を提供

FutureVoice Crayonは、NTTが長年蓄積したさまざまな音声パターンを活用しています。また、独自のニューラル波形生成音声合成処理により、実用的な処理性能を維持しつつ高品質な音声合成を提供できるのが特徴です。

50パターン以上から複数の音声を組み合わせてオリジナル話者を作成

FutureVoice Crayonでは、複数の話者をミックスして自分だけのオリジナル話者の作成が可能です。選べる話者は全部で50種類以上。また、話者の感情の割合やミックスする話者の割合まで細かく設定できます。

声優・劇団・著名人などの声を使って音声合成が可能

FutureVoice Crayon Actorは、声優・劇団・著名人など実際の「声のプロ」の音声を使って作成することが可能です。ナレーターの起用から収録までのコストが大幅に削減できるだけではなく、聞き手により親しみやすい印象を与えます。

FutureVoice Crayonの導入事例

株式会社テレビ朝日AI×CGアナウンサーのケース

報道局・情報向けの番組に登場する「AI×CGアナウンサー花里ゆいな」は、FutureVoice Crayonが搭載されています。深夜帯やボリュームのあるインターネットニュースにも顔出しで発信できるので、アナウンサー業務の負担軽減や制作の効率化につながっているようです。

※参照元:NTTテクノクロス株式会社公式HP:https://www.futurevoice.jp/case/example02/

NTT-ME 工事統制支援ツールのケース

工事現場がいる作業者への指示を円滑におこなう作業指示ロボット「工事統制支援ツール」にFutureVoice Crayonが導入されています。統制者が直接指示する回数が減り、音声合成の聞き取りやすさによって現場の作業効率も上がりました。

※参照元:NTTテクノクロス株式会社公式HP:https://www.futurevoice.jp/case/example10/

FutureVoice Crayonの機能

FutureVoice Crayonのおすすめポイント

FutureVoice Crayonは、独自のニューラル波形生成音声合成処理によって早い処理速度を維持しつつNTTで培った音声データを学習に組み込んだ音声の質の高さが魅力。50種類以上の音声話者の中からミックスしてオリジナル話者の作成も可能です。

FutureVoice Crayonを制作しているNTTテクノクロス株式会社とは

FutureVoice Crayonは、NTTテクノクロス株式会社が制作しました。NTTグループの1つで、情報通信ネットワークに関するサービスの提供、ソフトウェアの設計・開発・販売を中心におこなっている会社です。

扱っているソフト一覧

FutureVoice Actors

有名声優や劇団員・その他著名人の声を音声合成の素材としてそのまま使用可能です。たとえば、アニメ「おしりかじり虫」おしりかじり虫役の金田朋子さんやアニメ「鬼滅の刃」竈門炭治郎役の花江夏樹さんなど、人気・実力がある人が集まっています。

FutureVoice Crayon Cloud

FutureVoice Crayon Cloudは、WEBブラウザ上でテキストを入力するだけで簡単に音声作成ができるクラウドサービスです。スマホアプリやWEBサービス向けの音声ガイダンスに適しています。

FutureVoice Crayon Server

FutureVoice Crayon Serverは、電話自動音声対応や対話システム向けにネットワークを介して、自動的に音声作成をおこなうサーバシステムです。超高速処理によって、複雑な設定をしなくても、自動音声ガイダンスや電話応対が可能になりました。

FutureVoice Crayon SDK

FutureVoice Crayon SDKは、パッケージソフトやロボット、デジタルサイネージなどネットワークから切り離された状態で使用可能な音声合成ソフトウェア開発キットです。日本語以外に英語や中国語など外国語も対応。

FutureVoice Crayon Server MRCPオプション

FutureVoice Crayon Server MRCPオプションは、「SpeechRec Server」または「FutureVoice Crayon Server」を利用して、より高度な自動応答サービスが作成できます。たとえば、お客様がコールセンターに電話した場合、用件に合わせて専門スタッフに繋ぐことが可能です。

会社概要

目的に合ったものはどれ?
ニーズ別音声合成ソフトのおすすめ3選

音声合成ソフトは入力した文字情報などを基に、電話の自動応対やe-learning教材、カーナビ、ゲームのキャラクターなど、さまざまな場面で「声」の役割を担ってくれるものです。
本サイトでは、数ある音声合成ソフトの中でも他社に負けない強みを持った3社を、その特徴ごとに紹介しています。

調整が簡単で質の高い
音声合成をしたい

AITalk®
(株式会社エーアイ)
特徴
先端ディープラーニングを導入した独自の技術で、
音質・肉質感の向上、多様な発話表現を実現。
利用シーン
日本語・英語・中国語をメインに、
品質重視のカーナビや館内放送、ニュース読み上げなど

芸能人の声を使った
音声合成をしたい

コエステーション
(コエステ株式会社)
特徴
9万以上の一般ユーザーだけでなく、
40以上に
のぼる有名人などの
豊富な「コエ」の数。
利用シーン
世界観やPR要素重視の
ゲームやYouTube動画など
(エンタメ系)

外国語をメインに
音声合成をしたい

ReadSpeaker
(HOYA株式会社)
特徴
中国語と区別して広東語も。
日本語、英語(アメリカ・イギリス)、韓国語をはじめ、
24言語に対応。
利用シーン
観光案内や美術館の音声ガイダンスと
いった、
外国籍の方の利用が多い場所など

【選定基準】Googleで「音声合成ソフト」と検索して出てきた、14社の中から、以下の条件に当てはまる企業を3社選出しました。(2022年2月調査時点)
・AITalk®
日本語話者が最多。ディープラーニングを用いた先端技術であるDNN音声合成を使った独自エンジン
・コエステーション
声優や芸能人などプロの声数が最多
・ReadSpeker
外国語の種類が豊富で、唯一外国語におけるイントネーション調整が可能。