音声合成ソフトには外国語に対応しているものもあり、ここではその中からマレー語対応の製品をピックアップして紹介します。それぞれの製品の特徴をまとめているほか、音声読み上げツールや音声合成ソフトの基礎知識などにも触れているので、参考にしてください。
AITalk Internationalは、株式会社エーアイが提供している外国語対応のナレーション作成ソフトです。マレー語を含む幅広い言語に対応しており、外国人を対象とした観光案内ガイダンスや館内放送、動画ナレーション作成、e-Learningの教材などの用途に使用できます。
AITalk InternationalをはじめとするAITalkシリーズの強みは、人間的で自然な音声を追求していること。深層学習技術を活用した「新DNN音声合成方式」を採用しており、聞いている人に違和感を与えない合成音声を目指しています。ちなみにマレー語で作成できるのは、女性音声のナレーションのみです。
音読さんは、インストールなしで毎月5,000文字まで無料で利用できる音声読み上げソフトです。マレー語をはじめとする80言語・方言に対応しています。音声や速度、声の高さをカスタマイズでき、利用シーンや用途に応じた使い方ができるのが魅力。また、クレジット表記さえすれば、無料会員のまま商用利用もできます。
有料プランに契約すると月に100万文字まで読み上げできるほか、クレジット表記ができない音声ガイダンスや音声教材などに商用利用することも可能です。
上記の音声合成ソフトのほかに、マレー語の音声読み上げに対応した「SpeechGen.io」という音声読み上げツールもあります。SpeechGen.ioは140以上の言語に対応しており、1,500文字までなら無料で利用することが可能です。男性・女性の話者を選択できるほか、音調や速度などの調整も行えます。
メールやTelegramによるサポート体制を整えてはいるものの、海外の会社が提供しているサービスなので、日本語での問い合わせに対応しているかは不明です。
マレー語はマレーシアの国語で、マレーシア語とも呼ばれます。マレー人の言語として生まれ、オーストロネシア語族西部マラヨ・ポリネシア語派に属する言語です。シンガポール、ブルネイ、インドネシアの国語としても指定されており、さらにマレー人が人口の大半を占めるタイ深南部においても日常言語として使用されています。マレー語は交易言語として使用されてきた歴史があり、その影響で東南アジアの島しょ部で広く用いられるようになったとのことです。
これまでの合成音声の歴史をたどると発声やイントネーションが機械的で、品質はそれほど高くありませんでした。現在の合成音声は人間らしい自然な音声へと進化しており、より実用性が高まっています。また、外国語対応の音声合成ソフトも登場したことで、活用の幅がさらに広がったと言えるでしょう。
本サイトでは、自社に合った音声合成ソフトを導入するうえで知っておきたい、音声合成ソフトのメリットやデメリット、選び方などの基礎知識を紹介しています。
音声合成ソフトは入力した文字情報などを基に、電話の自動応対やe-learning教材、カーナビ、ゲームのキャラクターなど、さまざまな場面で「声」の役割を担ってくれるものです。
本サイトでは、数ある音声合成ソフトの中でも他社に負けない強みを持った3社を、その特徴ごとに紹介しています。
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