観光案内・館内・車内各種放送

観光案内・館内・車内各種放送の音声データに、音声合成ソフトを活用して、音声案内を行っている企業や自治体の事例をまとめて紹介しています。

観光案内・館内・車内各種放送の音声合成ソフト事例

東京モノレールの事例

東京モノレールでは、「新旅客案内システム」の音声に、HOYA株式会社MD部門が提供している音声合成システムのReadSpeaker社の「Voice Text」を採用しています。同社の「新旅客案内システム」は、東京モノレールの全駅に提供され、Voice Textで音声合成された、日本語、英語、中国語・韓国語の多国語で放送されています。また、それぞれの放送内容に合わせた言語でのテロップ、画像を配信しています。そのほか、異常時には事前に設定されたメッセージの配信、平常時には、利用マナーのお願い、沿線案内、イベントの開催情報などを配信しています。

参照元:ReadSpeaker公式HP(https://readspeaker.jp/news/articles/casestudy20190423_monorail.html)

競馬の映像配信の事例

JRA(日本中央競馬会)では、全国の映像機器の更新のタイミングで、エーアイ株式会社が提供している音声合成システム「AItalk」を採用しています。音声合成の導入により、音声を自動で生成し、映像、テキストと一体化した情報を映像センターから、全国に一斉放送を行っています。また、競馬ファンのお客様が聞きなれた特有の読み方や、イントネーションにあらかじめ調整し放送を行っています。今後は、音質も人間の音声に近づけていくことを考えています。

参照元:エーアイ株式会社公式HP(https://www.ai-j.jp/client/voice51/)

原鉄模型博物館の館内放送の事例

原鉄道模型博物館では、「ボイスソムリエネオ」を館内放送の音声として導入しています。ボイスソムリエネオを活用することで、読み間違えの防止、担当スタッフがいない場合のナレーション作成、博物館運営時の音声案内などの効率化を実現しています。

参照元:株式会社 日立ソリューションズ・クリエイト公式HP(https://www.hitachi-solutions-create.co.jp/solution/voice/index.html#sec04)

観光案内・館内・社内放送と音声合成の相性

観光地や館内、駅、社内など人が多く集まる場所のお知らせや注意事項などには、日本語のほかに、英語、中国語、韓国語など、外国語の表示も必要になっています。また、観光案内のパネル、観光名所や美術館の音声ガイドなどでも、外国語の対応が外せないサービスです。しかし、外国語への対応の音声ガイドを作成するために、ナレーターの手配、録音だけでなく、季節によって音声ガイドの差し替えも必要でしょう。一方で音声合成システムは、ナレーターの手配も録音の手間もなく、季節に応じた音声ガイダンスや宣伝など旬の内容も同じナレーターの声で、気軽な高品質なナレーションを作成や修正箇所の差し替えが簡単に行えます。

本サイトでは観光案内・館内・車内各種放送としても利用可能な「音声合成ソフト」のおすすめを、ニーズ別に紹介しています。
多言語・ニッチな言語に対応可能かなど、目的に合うソフトがあるか、ぜひ下記3選をご確認ください。

目的に合ったものはどれ?
ニーズ別音声合成ソフトのおすすめ3選

音声合成ソフトは入力した文字情報などを基に、電話の自動応対やe-learning教材、カーナビ、ゲームのキャラクターなど、さまざまな場面で「声」の役割を担ってくれるものです。
本サイトでは、数ある音声合成ソフトの中でも他社に負けない強みを持った3社を、その特徴ごとに紹介しています。

調整が簡単で質の高い
音声合成をしたい

AITalk®
(株式会社エーアイ)
特徴
先端ディープラーニングを導入した独自の技術で、
音質・肉質感の向上、多様な発話表現を実現。
利用シーン
日本語・英語・中国語をメインに、
品質重視のカーナビや館内放送、ニュース読み上げなど

芸能人の声を使った
音声合成をしたい

コエステーション
(コエステ株式会社)
特徴
9万以上の一般ユーザーだけでなく、
40以上に
のぼる有名人などの
豊富な「コエ」の数。
利用シーン
世界観やPR要素重視の
ゲームやYouTube動画など
(エンタメ系)

外国語をメインに
音声合成をしたい

ReadSpeaker
(HOYA株式会社)
特徴
中国語と区別して広東語も。
日本語、英語(アメリカ・イギリス)、韓国語をはじめ、
24言語に対応。
利用シーン
観光案内や美術館の音声ガイダンスと
いった、
外国籍の方の利用が多い場所など

【選定基準】Googleで「音声合成ソフト」と検索して出てきた、14社の中から、以下の条件に当てはまる企業を3社選出しました。(2022年2月調査時点)
・AITalk®
日本語話者が最多。ディープラーニングを用いた先端技術であるDNN音声合成を使った独自エンジン
・コエステーション
声優や芸能人などプロの声数が最多
・ReadSpeker
外国語の種類が豊富で、唯一外国語におけるイントネーション調整が可能。