ReadSpeaker
(HOYA)

ここでは、音声合成ソフト「ReadSpeaker」の特徴や導入事例をご紹介します。何十の言語とリアルな音声を提供できるので、高品質な音声作品が期待できますよ。

ReadSpeakerとは

オリジナルボイスの作成が可能

ReadSpeakerは、短時間の収録でナレーターの特徴を活かした音声合成が作成できます。ナレーターの選定はもちろん、英語などの海外言語や感情を交えた音声にも対応可能です。既存のラインナップから選ばなくても、自分だけのオリジナルボイスが作成できます。

感情表現の幅が広い

ReadSpeakerは、新式の機械学習技術である「ディープラーニング」を導入しており、従来の音声合成より感情表現が自然になりました。機械的な声や平坦な読み方など、自動音声の常識を覆す取り組みをおこなっています。

20以上の言語から選択可能

ReadSpeakerは、主に、アジア・北米・中南米・欧州といった20以上の国の言語に対応しています。英語は「アメリカ英語」「オーストラリア英語」など細かく分類されています。また、音声の速度やアクセントの強調、語尾の上げ下げなど細かい調整も可能です。

ReadSpeakerの導入事例

JR東日本新幹線駅の放送音声のケース

JR東日本の新幹線駅の音声案内にReadSpeakerが導入されています。主に新幹線の発着案内で活用されており、外国語の音声の作成も可能なので、海外の観光客向けの案内もできるようになりました。

※参照元:ReadSpeaker公式HP:https://readspeaker.jp/news/articles/casestudy20200910_jreast.html

Nintendo Switch™ゲーム開発用SDKのケース

Nintendo Switch™ に音声エンジンを組み込んだ「SDK for Nintendo Switch」は、ReadSpeakerが導入されています。Nintendo Switchのゲーム開発者は、ゲームで出てくるボイスユーザーインターフェイスを自分たちで簡単に作成することが可能です。

※参照元:ReadSpeaker公式HP:https://readspeaker.jp/news/articles/20211115_SDK-for-Nintendo-Switch.html

ReadSpeakerの機能

ReadSpeakerのおすすめポイント

ReadSpeakerは、人間の声に可能なかぎり近づけた「肉声」にこだわった音声合成が特徴です。また、20以上の国の言語に対応しており、グローバル面の対応力も魅力。他の音声合成では実装数が少ない欧州の言語も幅広く選択できます。

ReadSpeakerを制作しているリードスピーカー・ジャパン(HOYA)とは

ReadSpeakerは、リードスピーカー・ジャパン株式会社が制作しています。元々「ReadSpeaker社」としてスウェーデンで設立後、2006年に日本の総代理店として設立されました。2017年にHOYA株式会社が買収し、「HOYA株式会社 MD部門 ReadSpeaker」が併設されています。

扱っているソフト一覧

speechMaker Desktop

speechMaker Desktopは、テキスト入力するだけで音声合成が作成できるPC用のソフトウェアです。20以上の言語から自由に選択できたり、一度設定した読み方・イントネーションをそのまま使用できるユーザー辞書機能も搭載していたり、大抵の音声合成はこれ1つで満足できます。

speechEngine SDK

speechEngine SDKは、アプリケーションソフトの開発に適したネットワークから切り離された状態の音声合成ソフトウェア開発キッドです。AIアシスタントやシステムなどさまざまなコンテンツに導入できるのが魅力。

speechEngine SDK Embedded

speechEngine SDK Embedded は、「speechEngine SDK」のAndroid、iOS 向け製品です。導入事例として、「自立型会話ロボットRomi」のオリジナル音声作成や、アーケードゲーム「バブルボン」の主人公「バブルン」の音声合成もおこなっています。

speechServer

speechServerは、電話応答や放送設備などネットワーク型のシステム構築に導入しやすい音声合成ソフトウェア開発キッドです。主に、音声対話システムや自動応答プラットフォームなど、ネットワークを介した自動音声の導入に適しています。

WebAPI

WebAPIは、Webサービスやスマホアプリの開発者向けの音声合成ウェブサービスです。数行のコードを書き込むだけで音声合成を導入できるので、だれでも簡単に作成できます。

会社概要

目的に合ったものはどれ?
ニーズ別音声合成ソフトのおすすめ3選

音声合成ソフトは入力した文字情報などを基に、電話の自動応対やe-learning教材、カーナビ、ゲームのキャラクターなど、さまざまな場面で「声」の役割を担ってくれるものです。
本サイトでは、数ある音声合成ソフトの中でも他社に負けない強みを持った3社を、その特徴ごとに紹介しています。

調整が簡単で質の高い
音声合成をしたい

AITalk®
(株式会社エーアイ)
特徴
先端ディープラーニングを導入した独自の技術で、
音質・肉質感の向上、多様な発話表現を実現。
利用シーン
日本語・英語・中国語をメインに、
品質重視のカーナビや館内放送、ニュース読み上げなど

芸能人の声を使った
音声合成をしたい

コエステーション
(コエステ株式会社)
特徴
9万以上の一般ユーザーだけでなく、
40以上に
のぼる有名人などの
豊富な「コエ」の数。
利用シーン
世界観やPR要素重視の
ゲームやYouTube動画など
(エンタメ系)

外国語をメインに
音声合成をしたい

ReadSpeaker
(HOYA株式会社)
特徴
中国語と区別して広東語も。
日本語、英語(アメリカ・イギリス)、韓国語をはじめ、
24言語に対応。
利用シーン
観光案内や美術館の音声ガイダンスと
いった、
外国籍の方の利用が多い場所など

【選定基準】Googleで「音声合成ソフト」と検索して出てきた、14社の中から、以下の条件に当てはまる企業を3社選出しました。(2022年2月調査時点)
・AITalk®
日本語話者が最多。ディープラーニングを用いた先端技術であるDNN音声合成を使った独自エンジン
・コエステーション
声優や芸能人などプロの声数が最多
・ReadSpeker
外国語の種類が豊富で、唯一外国語におけるイントネーション調整が可能。